大人の絵本 365日

1日に ひとつ、静かに 心に とどく物語を

1月16日

気づかなかった扉の外のさし絵

気づかなかった扉の外

― 気づかいと分かち合い ―

大きな家に住む商人は、毎日ごちそうを食べ、何不自由なく暮らしていた。

その家の門の外には、ランという貧しい男が、いつも座っていた。空腹で、体も弱っていた。

商人は毎日、門の前を通るたびにランを見ていた。それでも、声をかけることはなかった。

ある年、季節外れの厳しい冬が来た。商人は、自分の蔵にたくさんの蓄えがあることを、ふと思い出した。

商人はようやく気づいた。「見えていたのに、見ていなかったのかもしれない」。その日、初めてランに声をかけた。

すぐそばにある小さな困りごとに、私たちはどれだけ気づけているでしょうか。

「わたしの神は、御自分の栄光の富に応じて、キリスト・イエスによって、あなたがたに必要なものをすべて満たしてくださいます。」

フィリピの信徒への手紙 4章19節(新共同訳)

「主は心の打ち砕かれた者の近くにおられ、霊の砕かれた者を救われる。」

詩篇 34篇18節(新改訳2017)

「まず神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはすべて、それに加えて与えられます。」

マタイの福音書 6章33節(新改訳2017)