7月15日
夜中に灯した小さな明かり
― 涙が止まらない夜に ―
アヤは、夜になるとひとりで泣くことが増えていた。理由をうまく言葉にできないまま、涙だけが止まらなかった。
ある晩、隣の部屋に住む年配の女性が、廊下でそっと声をかけた。「眠れない夜は、電気をつけたままでいいのよ」。
アヤは戸惑ったが、その晩は小さな明かりをつけたまま眠った。暗闇の中でひとりぼっちだと感じなくて済んだ。
翌朝、女性はポストに一枚のメモを入れていた。「涙は、心が疲れを外に出しているだけ。恥ずかしいことじゃない」。
涙が止まらない夜は、無理に止めようとしなくていいのかもしれません。灯りをひとつ、つけておくだけでも。
「思いわずらいを、すべて神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。」
ペテロの手紙第一 5章7節(新改訳2017)
「心の楽しみは良い薬である、たましいの憂いは骨を枯らす。」
箴言 17章22節(口語訳)
「恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強くし、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る。」
イザヤ書 41章10節(新改訳2017)