大人の絵本 365日

1日に ひとつ、静かに 心に とどく物語を

3月6日

兄の心の中のさし絵

兄の心の中

― 妬みと役割への不満 ―

ケントは、長年まじめに家業を手伝い続けてきた。弟が家を出て行った後も、黙々と働いていた。

ある日、放蕩の限りを尽くした弟が、みすぼらしい姿で帰ってきた。父はすぐに盛大な宴を開いた。

ケントは複雑な思いを抱え、その輪に加わらなかった。「まじめにやってきた自分には、何もしてくれなかったのに」

父はケントのもとへ来て、静かに言った。「お前はずっと私のそばにいてくれた。それこそが何よりの宝だったんだよ」

ケントは、自分が気づかずにいた恵みの大きさに、少しずつ気づき始めた。

当たり前のように感じていた日々の中にも、気づいていなかった恵みがあるのかもしれません。

「できれば、せめてあなたがたは、すべての人と平和に暮らしなさい。」

ローマ人への手紙 12章18節(新共同訳)

「主は心の打ち砕かれた者の近くにおられ、霊の砕かれた者を救われる。」

詩篇 34篇18節(新改訳2017)

「お互いに親切にし、心の優しい人となり、神がキリストにおいてあなたがたを赦してくださったように、互いに赦し合いなさい。」

エペソ人への手紙 4章32節(新改訳2017)