大人の絵本 365日

1日に ひとつ、静かに 心に とどく物語を

2月10日

忘れても、残るもののさし絵

忘れても、残るもの

― 記憶を失っても消えない絆 ―

アヤの母は、少しずつ、いろいろなことを忘れていくようになった。

アヤの名前さえ、思い出せない日があった。アヤは、そのたびに胸が痛んだ。

けれどある日、母がアヤの手を握った時、ふっと穏やかな表情を見せた。

名前や出来事は忘れても、そばにいる人の温もりだけは、どこかで感じ取っているようだった。

アヤは思った。「覚えていなくても、大切な気持ちは、ちゃんと残っているのかもしれない」

記憶が薄れていっても、心と心が触れ合う瞬間は、ちゃんと残るのかもしれません。

「見よ、子供たちは神から賜わった嗣業であり、胎の実は報いの賜物である。」

詩篇 127篇3節(口語訳)

「あなたの重荷を主にゆだねよ。主はあなたを支えてくださる。主は従う者を支え、とこしえに動揺しないように計らってくださる。」

詩篇 55篇22節(新共同訳)

「わがたましいよ、主をほめよ。そのすべてのめぐみを心にとめよ。主はあなたのすべての不義をゆるし、あなたのすべての病をいやし、」

詩篇 103篇2節-3節(新改訳2017)