2月10日
忘れても、残るもの
― 記憶を失っても消えない絆 ―
アヤの母は、少しずつ、いろいろなことを忘れていくようになった。
アヤの名前さえ、思い出せない日があった。アヤは、そのたびに胸が痛んだ。
けれどある日、母がアヤの手を握った時、ふっと穏やかな表情を見せた。
名前や出来事は忘れても、そばにいる人の温もりだけは、どこかで感じ取っているようだった。
アヤは思った。「覚えていなくても、大切な気持ちは、ちゃんと残っているのかもしれない」
記憶が薄れていっても、心と心が触れ合う瞬間は、ちゃんと残るのかもしれません。
「見よ、子供たちは神から賜わった嗣業であり、胎の実は報いの賜物である。」
詩篇 127篇3節(口語訳)
「あなたの重荷を主にゆだねよ。主はあなたを支えてくださる。主は従う者を支え、とこしえに動揺しないように計らってくださる。」
詩篇 55篇22節(新共同訳)
「わがたましいよ、主をほめよ。そのすべてのめぐみを心にとめよ。主はあなたのすべての不義をゆるし、あなたのすべての病をいやし、」
詩篇 103篇2節-3節(新改訳2017)