大人の絵本 365日

1日に ひとつ、静かに 心に とどく物語を

2月9日

光の入る部屋のさし絵

光の入る部屋

― 病の中でも失われないもの ―

ミチコは、大きな病気の診断を受け、しばらく病室で過ごすことになった。

最初のうちは、不安で眠れない夜が続いた。「なぜ自分が」という思いが、何度も浮かんだ。

ある朝、病室の窓から差し込む光が、いつもよりまぶしく感じられた。

見舞いに来た友人が、ただ黙って、ミチコの手をそっと握ってくれた。

ミチコは、治療の日々の中でも、こうした小さな光を、一つひとつ数えるようになった。

大きな不安のただ中にいても、差し込む小さな光に気づくことが、支えになることがあります。

「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」

マタイの福音書 11章28節-30節(新改訳2017)

「心の楽しみは良い薬である、たましいの憂いは骨を枯らす。」

箴言 17章22節(口語訳)

「あなたの重荷を主にゆだねよ。主はあなたを支えてくださる。主は従う者を支え、とこしえに動揺しないように計らってくださる。」

詩篇 55篇22節(新共同訳)