2月15日
震える手のまま
― 恐れとともに、一歩を踏み出す ―
演奏家のタクは、大きな舞台に立つ前、いつも手が震え、息が浅くなった。
「失敗したらどうしよう」という恐怖が、頭の中でどんどん大きくなっていった。
ある年配の演奏家が、舞台の袖でタクに言った。「震えたままでいい。震えを止めようとしなくていいんだよ」
タクは、震える手をそのままに、深く息を吸って、舞台へと足を踏み出した。
演奏が終わった時、タクは気づいた。「怖さがなくなったわけじゃない。それでも、前に進めたんだ」
恐れをゼロにしてから動くのではなく、恐れを抱えたまま、一歩を踏み出せることがあります。
「何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、すべての理解を超えた神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。」
ピリピ人への手紙 4章6節-7節(新改訳2017)
「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」
マタイの福音書 11章28節-30節(新改訳2017)
「あなたの重荷を主にゆだねよ。主はあなたを支えてくださる。主は従う者を支え、とこしえに動揺しないように計らってくださる。」
詩篇 55篇22節(新共同訳)