1月5日
赦された者の物語
― 赦しをわかちあうこと ―
レイは、雇い主である商人に大きな借りがあった。とても返しきれない額だった。
レイが泣いて謝ると、商人は驚くほどあっさりと、その借りをすべて帳消しにしてくれた。「もう気にしなくていい。行きなさい」。
喜びながら店を出たレイは、道の途中で、自分に少しだけお金を借りていた仲間に出会った。レイはその仲間の胸ぐらをつかみ、「今すぐ返せ」と厳しく迫った。仲間が「もう少し待ってほしい」と頼んでも、レイは聞き入れなかった。
それを見ていた別の人が、商人にこのことを伝えた。商人はレイを呼んでこう言った。「私はお前の大きな借りを赦した。お前は、なぜ、あんなに小さな借りを赦せなかったのだ」。
レイは、自分が受け取ったものの大きさを、そのとき初めて本当に理解した。
誰かを赦すことは、自分がどれほど赦されてきたかを思い出すことから、始まるのかもしれません。
「できれば、せめてあなたがたは、すべての人と平和に暮らしなさい。」
ローマ人への手紙 12章18節(新共同訳)
「あなたのしようとすることを主にゆだねよ。そうすれば、あなたの計画はゆるがない。」
箴言 16章3節(新改訳2017)
「お互いに親切にし、心の優しい人となり、神がキリストにおいてあなたがたを赦してくださったように、互いに赦し合いなさい。」
エペソ人への手紙 4章32節(新改訳2017)