8月12日
赦せなかった人を、赦そうとした話
― 赦しについて考える ―
ハルトは、自分を裏切った旧友のことを何年も許せずにいた。思い出すたびに、怒りが再燃した。
ある日、その友人が重い病にかかったと聞いた。憎しみとは違う、複雑な感情が湧いた。
ハルトは見舞いに行くことにした。何も言えないまま、ただ手を握って帰った。
赦したかどうかは、自分でも分からない。それでも、あの怒りだけを抱え続ける必要はないのだと感じられた。
赦しとは、相手のためだけでなく、自分自身を怒りから解放するためのものかもしれません。
「互いに忍耐し合い、だれかがほかの人に不満を抱いたとしても、互いに赦し合いなさい。主があなたがたを赦してくださったように、あなたがたもそうしなさい。」
コロサイ人への手紙 3章13節(新改訳2017)
「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」
ヨハネの福音書 3章16節(新改訳2017)
「できれば、せめてあなたがたは、すべての人と平和に暮らしなさい。」
ローマ人への手紙 12章18節(新共同訳)